
【涙で前が見えなくなるほど、魂が震える映画】4選
ジャンルを問わず、あらゆる映画をこよなく愛する“映画大好きニャンコ”です。 映画歴20年以上、累計3,000本以上を観てきた中で、「心の底から泣けた」作品だけを厳選しました。 今回ご紹介するのは、“涙で前が見えなくなるほど、魂が震える映画“たち。 感情の奥深くに触れ、観た後もしばらく余韻が残る、そんな“人生に残る映画”をご紹介します。 静かに涙を誘うヒューマンドラマから、人生の意味を問う哲学的な物語まで。 疲れた日は、心の底から涙を流してみては?
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- 作成日時:
- 2025/05/30 15:33
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~
- 制作年:
- 2020年

突如として「音のない世界」に放り込まれたドラマーの苦悩と再生を描くヒューマンドラマです。 主演リズ・アーメッドの渾身の演技と、“音が消える”という現象をリアルに体感させる革新的な音響演出が絶賛されました。 「聞こえることとは何か」という根源的な問いを投げかけます。 音が消えた世界を観客に「聴かせる」体験型演出、聴覚障害を“喪失”ではなく“新たな可能性”として描く前向きな視点など、見どころが沢山です。 観賞後は、人生観が変わっていることでしょう。 【あらすじ】 ドラマーのルーベンは恋人ルーとロックバンドを組み、トレーラーハウスでアメリカ各地を巡りながらライブに明け暮れる日々を送っていた。しかしある日、ルーベンの耳がほとんど聞こえなくなってしまう。医師から回復の見込みはないと告げられた彼は自暴自棄に陥るが、ルーに勧められ、ろう者の支援コミュニティへの参加を決意する。
僕と頭の中の落書きたち
- 制作年:
- 2020年

精神疾患を抱える少年が周囲の人々に支えられながら人生に希望を見いだしていく姿を描いた青春ドラマです。 統合失調症の幻覚を映像で表現しており、圧倒的な没入感が特徴です。 一見すると、悲しい物語のようにも感じますが、主人公アダムが病気を受け入れ、愛する人と共に成長していく姿に、思わず涙が流れることでしょう。 人生に希望を見出す、圧巻のラストシーンは必見です! 【あらすじ】 高校生のアダムは実験の授業中、幻覚が現れたことで事故を起こしてしまう。病院で統合失調症と診断された彼は、母に勧められ様々な治療を受けるが、どれも上手くいかない。病を秘密にしたまま高校に通うアダムは、普通の人生を送ることを諦めるようになっていく。そんなある日、アダムは同じ学校のマヤと知り合い、互いにひかれ合う。
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
- 制作年:
- 2019年

グレタ・ガーウィグ監督がルイーザ・メイ・オルコットの名作『若草物語』を現代的に再構築。 女性の自立、芸術、愛と葛藤を普遍的に描いた傑作です。 主演シアーシャ・ローナンをはじめ豪華キャストが勢揃いしており、衣装のデザインも素晴らしく、世界観に没入することができます。 「本当の幸せとは何か?」を求め、一度きりの人生を生き抜く女性たちの姿に、心打たれることでしょう。 【あらすじ】 しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる隣家の青年ローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが……。
海の上のピアニスト
- 制作年:
- 1998年

海で生まれ、船を一歩も降りずに生涯を終えた“伝説のピアニスト”の物語。 イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレが紡ぐ静かな叙情詩であり、エンニオ・モリコーネによる音楽と映像の融合はまさに芸術です。 孤独、美しさ、人生の選択を静かに語りかけてくる詩的な映画体験です。 ナインティーン・ハンドレッドによる圧倒的なピアノの旋律は、観る者を感動の渦へと巻き込むことでしょう。 【あらすじ】 1900年、豪華客船ヴァージニアン号の機関士ダニーは、ダンスホールのピアノの上に置き去りにされた赤ん坊を見つけ、その子に「ナインティーン・ハンドレッド」と名付けて育て始める。 船という揺りかごですくすくと成長したナインティーン・ハンドレッド。 ある晩、乗客たちは世にも美しいピアノの旋律を耳にする。 ダンスホールのピアノに座って弾いていたのは、ナインティーン・ハンドレッドだった。