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あまりの切なさに胸が締め付けられる、人生映画

あまりの切なさに胸が締め付けられる、人生映画

切ない気持ちになる映画が好きです。ハッピーなコメディとか、王道ラブストーリーとか、恐怖におののくホラーとかも好きだけど、どこか一捻りある切ない結末があると「こういうのを待ってたんだ!!」とスタンディングオベーションしたくなってしまいます。 そんな「切ない映画好き」な私が、何回も観直して毎回泣いてしまうほど好きな映画たちを、今回は4本紹介します。

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  • 作成日時:
    2025/05/30 19:36

バニラ・スカイ

制作年: 
2001年
バニラ・スカイ

父が亡くなり、大手出版社を引き継いだイケメンで遊び人のデヴィッド。ある日親友の恋人ソフィアに一目惚れするが、彼の気持ちに気付いた遊び相手のジュリーが図った「無理心中」に巻き込まれてしまう! 酷い傷を顔に負った彼は、周囲の態度に傷つき、人前に出ることも避けるように……さらに会社の役員も彼を追放しようとするなど精神的に追い込まれていくが、そんな彼を救ったのがソフィアだった。 これだけ聞くとこの物語のメインは彼の「復活」のストーリーかと思ってしまいそうですが、ところどころで “取り調べ” のようなシーンが映し出されます。映っているのは、殺人の容疑者である仮面の男性デヴィッドと精神分析医!一体、彼に何があったのか……⁉ この傲慢なイケメン富豪を演じるのは、若かりし頃のトム・クルーズ!自分に自信たっぷりなのに憎めないお茶目さがハマり役。さらにジュリー役にキャメロン・ディアス、ソフィア役にはペネロペ・クルスと、美男美女ぞろいでキャストだけ見るとラブコメでも始まりそうな雰囲気!ですが、実はかなり切ないSFドラマに仕上がっています。あまりに予想外の結末に、鑑賞後は私もこのポスターのトム様のように思わず切ない表情を浮かべてしまうほど。。 「ミッション:インポッシブル」などキラキラでスタイリッシュな主人公を演じているトム様を見慣れている身としては、本作で事故以来どんどん落ちぶれていくトム様(デヴィッド)を見るのが結構つらい……だけど彼のどん底ぶりを見守った後、なんだか勇気をもらえるようなラストがあなたを待っています。

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トゥルーマン・ショー

制作年: 
1998年
トゥルーマン・ショー

生まれてから大人になっても一度も島を出たことがない青年トゥルーマン。実は彼は生まれた時からずっと自分の人生を24時間放送されており、彼自身も知らないまま自身の人生を “エンタメ” として世界中の人々に提供していたのだ!彼の周囲の人間も、全員この「トゥルーマン・ショー」のために用意されたエキストラ! しかしとことんピュアなトゥルーマンも、ある日亡くなったはずの父と道ですれ違ったことで、閉鎖的でまるで誰かにコントロールされているかのような自分の生活を怪しむようになる…… 名優/名コメディアンのジム・キャリーが主演を務める本作ですが、個人的には多数ある彼の出演作の中でも1番好きな作品! 主人公のくるくると目まぐるしく変わるユニークな表情がどこか愛らしく、「早く自分の人生が放送されちゃってるって気づいて…!上手く逃げて!」と、気づけば思わず応援したくなるようなキャラクターになっています。彼をどうにか騙し続けようとする周囲のエキストラたちとの攻防も面白くて最高! そして徐々に明かされる彼の切ない恋や、父とのつらい過去……トゥルーマンに関する諸々が気になりすぎてのめりこむように映画を観ているうちに気づくのです、私たちもこのショーの “観客” になっていることに。 果たして彼は番組の中から抜け出せるのか?誰にも邪魔されない一人の人間として生きていけるのか?ラストシーンがあまりにも素晴らしすぎて、ぜひ人生で1度は観てほしい映画の一つです。

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ティファニーで朝食を

制作年: 
1961年
ティファニーで朝食を

お金持ちと付き合うことで生活している女性・ホリー。お金しか信じていない彼女だが、ある日同じアパートに引っ越してきた自称・作家でマダムの愛人としてお金を稼ぐポールと出会う。どこか兄に似ている彼に、ホリーは次第に惹かれていくが…… 「ティファニーで朝食を」と聞けば、なんとなくキラキラしたお洒落映画を思い浮かべませんか?実は私もそうでした。ティファニーのお店のウィンドウの前で、コーヒー片手にクロワッサンをかじるイカした美女。きっとこれは彼女の優雅な生活とピュアな純愛を描いた物語なんだろう……と鑑賞前は想像していました。 しかし実態は、主人公ホリーが「何も知らないおバカで扱いやすい美しい女性」を演じながらも、いつかお金持ちをつかまえて苦しい場所から逃げ出すためにもがいている、なんとも切ない物語のように感じました。愛想笑いの得意なホリー。だけど本当の彼女は、派手に酔っぱらうし、怒ったり甘えたりもする、料理に失敗することだってある!そんな不器用で飾らない愛らしい姿を思いっきり見せられたのは、兄に似ているポールに対してだけだった……実際に家族の愛に飢えていたオードリー・ヘップバーンがこの役を演じているのも、このお話のリアルさをより濃くしているような気がします。 結論、本作は「結局世の中お金なのか?」「愛なんて存在するのか?」そんなシビアなテーマを最高にお洒落な画と一緒に問いかけてくる痺れる映画です。その問いの答えは、ぜひ映画を観て確認してみてください。

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フォレスト・ガンプ 一期一会

制作年: 
1994年
フォレスト・ガンプ 一期一会

【人生は箱入りのチョコレート。食べるまで中身は分からない】そんな印象的なオープニングから始まる本作。 主人公は、生まれつき知能指数が低いが、母の教えをまっすぐに信じて生きてきたフォレスト・ガンプ。とにかく「やりたいことをただやっているだけ」「誰かとの約束を正直に守っているだけ」な素直でバカ正直な彼は、気づけばいつも奇妙な展開に巻き込まれてしまいます。そんな不器用な彼のユニークで走馬灯のような人生をギュッと凝縮したような映画。 ただ、とにかく彼の人生は幼少期からハードでした。背骨の歪みにより脚装具を付けないと歩くことも出来ず、IQも低いためバカにされたりいじめられたり……しかしそこで登場するのが、超パワフルな母親!息子を普通の学校に通わせるために校長に直談判し、脚装具をジロジロ見られても「他人にバカにされてはダメよ」「神様が公平なら皆脚装具をはめるべきなのよ」と彼に分かりやすく説明しながらいつでも前を向く、格好よすぎる女性なのです。冒頭の名言も実は彼女の言葉。 主人公を演じるのは『グリーンマイル』など数々の名作に出演してきたトム・ハンクスなのですが、彼の純粋無垢な表情がまた最高に良い……本当にフォレスト・ガンプってこの世にいたんじゃないかな?と思ってしまうほどリアルな演技はさすがの一言。 失恋・戦争・大切な人の死……数々の痛みを経験しながらも、大事な人たちへのまっすぐな愛を決して忘れない彼の姿に、思わず何度もボロ泣き……おばあちゃんになっても観返したいと思う、そんな珠玉の一本です。

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