
本家超えは難しい?日本リメイクされた韓ドラ4選
近年、数多くの韓国ドラマが日本でリメイクされています。 日本リメイクされた作品のあらすじやキャストを紹介、そして「共感度」「キャラクターの魅力」「リメイク版としての完成度」の3つを独自の5段階評価を通して深掘りしていきます。 ぜひ、日本版と比較してお楽しみください! ◾️紹介作品 ・彼女はキレイだった ・SKYキャッスル~上流階級の妻たち~ ・私のIDはカンナム美人 ・怪物 編集担当:K-ラブ木南
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- 作成日時:
- 2025/06/03 13:23
彼女はキレイだった
- 制作年:
- 2015年

◾️あらすじ 子どもの頃は美少女だったが、容姿が変わり冴えない女性になってしまったへジンと、かつては冴えない少年だったが、イケメンエリートになった幼馴染ソンジュンの再会を描くラブコメディ。へジンは、自分の容姿に自信が持てず、15年ぶりの再会で親友に代役を頼んでしまう。 ■キャスト 韓国版: ファン・ジョンウム、パク・ソジュン 日本版: 小芝風花、中島健人 ◾️感想 ファン・ジョンウムとパク・ソジュンという韓国ラブコメ界のトップスターが揃った名作。不器用なヒロインとツンデレイケメンのザ・王道ストーリーが直球でいい。 ◾️5段階評価 【共感度】★★★☆☆ →容姿や仕事に対する悩みなど、女性が共感しやすい内容。しかし、15年ぶりの再会とはいえ別人が来たら気づいてほしいという思いに加え、序盤のソンジュンの態度が冷たすぎて心が痛む場面も…。 【キャラクターの魅力】★★★★☆ →ヒロインが容姿に自信が持てないという悩みを抱えながらも、それに捉われずに明るくポジティブなのがいい。 【リメイク版としての完成度】★★☆☆☆ →日本版は、キャストが全体的に韓国版と比べると可愛らしく若い印象。中島健人自体のキャラクターが強いこともあり、少女漫画の映像化のような雰囲気になっていたので若い人向けな感じがした。
SKYキャッスル~上流階級の妻たち~
- 制作年:
- 2018年

◾️あらすじ 富裕層が暮らす高級住宅街「SKYキャッスル」を舞台に、子どもたちを名門大学に入れるために手段を選ばない親たちの熾烈な争いを描く。受験戦争、教育格差、そして人間の欲望が渦巻く、衝撃的な社会派ドラマ。 ■キャスト 韓国版: ヨム・ジョンア、イ・テラン、キム・ソヒョン 日本版: 松下由樹、木村文乃、小雪 ◾️感想 韓国の上流階級の受験戦争は、想像をはるかに超える過酷さ。ドロドロでじめっとした雰囲気で話が進むので、重厚感をじっくり堪能したい方は韓国版、話数を短くもう少しライトに楽しみたい方は日本版がおすすめ。 ◾️5段階評価 【共感度】★★★★☆ →受験生を持つ親世代にとっては、共感できる部分が多そう。教育に対する親の期待、子どもが受けるプレッシャーなど、それぞれの悩みや葛藤がリアルに描かれている。 【キャラクターの魅力】★★★★★ →親たちが超強烈。どうしてこの人達は結婚したのだろうと謎が深まるが、なぜか嫌いになれない。 【リメイク版としての完成度】★★★★☆ →木村文乃と小雪のキャスティングに大共感。
私のIDはカンナム美人
- 制作年:
- 2018年

◾️あらすじ 容姿のことでいじめられてきたミレが、大学入学を機に整形手術を受け、新しい人生を歩もうとする姿を描く。整形したことで新たな問題にも直面し、本当の美しさとは何かを模索する。 ■キャスト 韓国版: イム・スヒャン、チャ・ウヌ 日本版: 石井杏奈、本田響矢 ◾️感想 整形美人になったミレは、大学に入学すると天然美人に目をつけられてしまうのだが、そこがまさにリアルな女の戦いという感じ。 ◾️5段階評価 【共感度】★★★★☆ →容姿に対するコンプレックスや、自己肯定感の低さなど、学生の頃はこうやって異常に周りと比べてしまっていたなと思う。 【キャラクターの魅力】★★★☆☆ →整形して生まれ変わったように美人になったヒロインが、昂ることなく健気なのが可愛い。 【リメイク版としての完成度】★★☆☆☆ →日本版はかなり短縮されている。石井杏奈は大好きだが、久保田紗友(天然美人役)と役柄が逆だった方が雰囲気的にしっくりきた気がする。
怪物
- 制作年:
- 2021年

◾️あらすじ 地方の静かな町が舞台。20年前の妹の失踪事件で容疑者となったドンシクは、現在マニャン派出所の巡査部長。そこにソウルからエリート警部補ハン・ジュウォンが赴任。過去の事件を模倣した連続殺人事件を追ううち、二人は互いの隠された過去と狂気に翻弄される。怪物とは一体誰なのか? ■キャスト 韓国版: シン・ハギュン、ヨ・ジング 日本版: 安田顕、水上恒司 ◾️感想 シン・ハギュンの不気味な演技がドラマの雰囲気を盛り上げる。誰が犯人なのか、登場人物全員を疑いながら進む展開がスリリング。 ◾️5段階評価 【共感度】★★★★☆ →事件によって人生を狂わされた人々の苦悩や心の闇など、人間の普遍的な感情が描かれている。 【キャラクターの魅力】★★★★☆ →クセのあるベテラン刑事と生真面目な新人刑事、気が合わない2人だが互いの正義を貫く姿がかっこいい。 【リメイク版としての完成度】(期待を込めて)★★★★★ →日本リメイク版は、7月6日よりWOWOWで放送。暗い質感のサスペンスを得意とするWOWOWが手掛けるだけに、複雑な心理描写に期待が高まる。安田顕、水上恒司が演じると聞いて、韓国版のキャラクターイメージにぴったりだと思った。