
『サブスタンス』コラリー・ファルジャ監督の初・長編映画にして衝撃作!
公開中の話題作『サブスタンス』を観た。 2025年3月に行われた第97回アカデミー賞授賞式において、デミ・ムーアの主演女優賞の他5部門でノミネートされ、見事「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞した本作は、まさに圧巻だった。 かつてスターだった女優、エリザベス・スパークル(この名前が“いかにも!”でイイ)が50歳の誕生日を迎える。人気の陰りからTV番組を降板させられた彼女は、闇マーケットで違法薬物「サブスタンス」に手を出してしまう。 この薬、物理的に背中がガバガバっと開いて、中から若い分身が現れるという……奇抜すぎるその設定も、そして観客に見せつけるその描写すらも激しい、まさに劇薬だった。 若くて魅力的な身体を手に入れ、たちまちスターダムにのし上がるエリザベスの分身、スー。しかし本体と分身は互いの生命を維持するために「1週間で入れ替わらないといけない」にも関わらず、スーがルールを逸脱し始めてしまう……。 ハリウッド版『世にも奇妙な物語』のような本作は、ここからが本番であり、キャッチコピーの「かわいいが暴走して、阿鼻叫喚」が言い得て妙な後半戦を迎えるのだが、筆者が最も痺れたのは「オープニング」と「エンディング寸前」の2つの対比だった。それ以外にも、観た後に語り合いたくなるシーン・描写の多い映画だったことは間違いない。 全編を通して「画で魅せる!」というコラリー・ファルジャ監督の力技が、頭から離れなくなり、ファルジャ監督のもう1つの長編映画を観たのだが、今回はその『リベンジ REVENGE』を紹介したい。 『リベンジ REVENGE』も『サブスタンス』同様、記憶に残る強烈な映画だったので、『サブスタンス』がお気に入りだった方は是非ご覧いただきたい。 ■おすすめしている作品 『リベンジ REVENGE』 編集担当:Koji
たくさんの「いいね」ありがとう!
263
- 作成日時:
- 2025/06/11 10:37
リベンジ REVENGE
- 制作年:
- 2017年
「あらすじ」を読むだけでも強烈な映画。 クズすぎる、いやそれ以上な男どもに復讐する1人の女性の壮絶な物語。 マチルダ・ルッツ演じる主人公ジェニファーが被る災難を思えば、男どもは地獄の苦しみを味わうべしと誰もが思うはず。 そして、ジェニファーの飛躍的な回復力や、高度な射撃スキルなど「そんなバカな!」な設定など気にせず、リベンジをどう果たしてくれるのかが気になって仕方なくなるのだ。 個人的にはクエンティン・タランティーノ作品のバイオレンス描写よりも力強く、そして「い、い、痛たたた!」な描写が多い印象。コラリー・ファルジャ監督、恐るべし、である。








