
夏だ!キャンプだ!『ゆるキャン△』だ!
実のところ、年々「夏」という季節が嫌いになっている。 つい数年前まで大学生だった筆者に、当たり前のように存在していた「夏休み」がなくなったのも大きいが、最大の理由は年々暑さが増していっていることだ。 毎年「観測史上最高気温」を更新している気がするのだが、今年に関してはまだ6月だというのにもかかわらず、「観測史上最高気温」をすでに耳にした方も多いのではないだろうか。 7月、8月とさらに暑さが増していくことを想像すると本当に気が狂いそうになるのだが、そんな夏でも毎年楽しみにしていることがある。 それが「キャンプ」である。地元のキャンプ好きの友達と、夏にキャンプへ行くことが恒例行事となっており、今年も奥多摩の秋川の方に行く予定だ。 「わざわざ筆者の嫌いな夏じゃなくて、春や秋にキャンプに行けばよいのでは?」という声ももちろん分かる。 ただ、この暑すぎる夏に湖や川の近くでテントを張り、蒸し暑い昼間は水辺で遊び、夜は少し涼しくなった頃に火を囲んで、カップヌードルや簡単な手料理を食べながら仲間と談笑する時間が至高なのだ。 そんな、嫌いな夏でもキャンプは好きという筆者だが、今回は冷房をギンギンに効かせた部屋にいながらもキャンプ気分を味わえる最高なキャンプアニメ『ゆるキャン△』を紹介する。 キャンプをしてみたいけど何から始めればいいか分からない、キャンプの準備をするのは面倒だけどキャンプ気分を味わいたいという方にもぜひおすすめしたい作品だ。 ■紹介作品 『ゆるキャン△』 編集者:トゥルーマン翔
たくさんの「いいね」ありがとう!
133
- 作成日時:
- 2025/06/23 12:36
ゆるキャン△
- 制作年:
- 2018年

『ゆるキャン△』は、女子高生たちがキャンプを通して絆を深めていく日常系アニメ。山梨県を舞台に、ソロキャンプが好きな志摩リンと、元気で好奇心旺盛な各務原なでしこを中心に物語が展開する。派手な展開やバトルはないが、むしろその穏やかな空気感こそが魅力だ。 この作品の凄いところは、キャンプの楽しさを丁寧に描きながらも、その静けさや、空気の冷たさ、焚き火の温もりまでもが画面越しに伝わってくるところ。視聴していると、自分もまるでそこにいるような感覚になり、キャンプへの欲がどんどん湧いてくる。 また、実在するキャンプ地や景色がリアルに描かれており、「ここ行ってみたい!」と思わせてくれるのもポイントだ。実際、第1話では山梨県にある本栖湖周辺のキャンプ場にて志摩リンと各務原なでしこが出会う様子が描かれているが、筆者自身もアニメ視聴後にその場所へ訪れたことがある。 志摩リンが自転車をこいでいた本栖湖周辺の道路やキャンプの受付所、各務原なでしこが寝ていたベンチなどアニメで登場したシーンそのままの情景が広がっている。さらには、本栖湖周辺の売店や休憩所などの施設には『ゆるキャン△』とのコラボ商品が売っており、アニメで登場したシーンも切り抜かれ、飾られている。現地でこういったものを見つけるのは、いつものキャンプにちょっとしたワクワクを与えてくれる。 もしあなたがキャンプに興味があるなら、または一度はキャンプをしてみたいと思っているなら、『ゆるキャン△』はまさに最適な入口になるだろう。そして、すでにキャンプ好きならば、間違いなく共感と発見が得られるはずだ。 今年の夏は、ぜひ『ゆるキャン△』を観ながら、次のキャンプ計画を立ててみてはいかがだろうか。