
人が死ぬタイプの奇妙でおかしな映画三選
今夜はちょっと変な映画が観たい。 そんな妙な気分の日ってありませんか? 恐怖とも異なる、常識からズレにズレまくった奇妙な死。 今回ご紹介するのは、常識の外で人が死んでいく、奇妙で異常なクセスゴ映画。 ●とある幸福な家族が見舞われる四つの悲劇 ●ウォータースライダーでバラバラになるティーンエイジャー ●ヴィーガンの人肉で作ったハムがバカ売れ 一歩間違えれば悪趣味。 でも、その違和感がクセになる。 シュールで“おか死”な映画、ぜひ覗いてみてください!
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- 作成日時:
- 2025/06/27 15:00
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
「先生は僕の家族を一人殺したから、先生の家族を一人殺さないとバランスが悪い」 主人公のスティーブンは、成功した心臓外科医。 美しい妻、健康な子どもたち、郊外の豪邸、すべてが整った生活に見えた。 だが、ある少年を家に迎えたときから、その歯車は狂い始める。 子どもたちは突然歩けなくなり、血の涙を流す。 そして少年は、医師に対して“ありえへん要求”を突きつけるのだった……。 訳ありそうな少年と関わったことで、家庭が悲劇に見舞われていく。 倫理と狂気が交錯する、風変わりなホームインベージョン・スリラー。 奇妙なオカルト的現象に襲われた一家が経験する恐怖と苛立ち、そして究極の選択を描いた一本。 監督は『ロブスター』や『哀れなるものたち』などで知られる鬼才ヨルゴス・ランティモス。 不条理で居心地の悪い、思考実験的な世界観を得意とする彼の手腕により、鼻で笑いたくなるような荒唐無稽な“謎ルール”の世界に、観客もいつの間にか巻き込まれてしまいます。 冷静すぎるカメラワークと妙に平坦な会話、そして劇中で起こる異常事態……そのアンバランスさが、ゾッとするようでいて、どうにも可笑しい。 「陰毛は?歯は?」 そう呟きながら真顔で部屋を散らかして回るコリン・ファレルの狂気的な怪演には大笑いさせられました。
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアの★評価を入力するアクアスラッシュ
「生きては帰れない……戦慄のウォータースライダー」 卒業旅行で訪れたウォーターパーク。 この最高にゴキゲンな場所で、ティーンたちは高校最後の週末を過ごす。 恋に水着に乱痴気騒ぎ……でも浮かれすぎにはご用心。 惨劇へのカウントダウンは、すでに始まっている!! ウォータースライダーに仕掛けられた罠によって、美女たちの肢体がバラバラになる珍品スラッシャーホラー。 人体切断シーンに“全集中”しちゃうという潔い構成が逆に好感。 80年代スラッシャーの香りや“死人がゴロゴロ出そうな”パーティの雰囲気は、ゆるっと眺めている分には“観心地”が良く、終盤までのダルさを軽減しています(多分) “ジャケットのシーンが存在しない”ことに定評のあるB級映画の常識を覆す、怒涛の人体切断ショーは一見の価値あり。 スパスパ切れて、プカプカ浮かぶ。 頭を空っぽにして楽しめる、深夜の晩酌ホラーとしておすすめしたい一本です。
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アクアスラッシュの★評価を入力するヴィーガンズ・ハム
「ヴィーガンで作ったハム、売ります」 肉屋を営む倦怠期の夫婦。 ある日、店を襲ってきた過激なヴィーガン活動家の一人を、夫がうっかり殺してしまう。 死体処理に困った夫は、そのヴィーガンの肉をハムに加工。 それが妻の手違いで店頭に並び、まさかの大ヒット商品になってしまった! 肉屋夫婦が繰り広げる狂気の人間狩り……もといヴィーガン狩りを描いた、フランス発の超絶ブラックコメディ。 “ヴィーガンのハム”という言葉だけでゲシュタルト崩壊的な面白さがあります。 人を殺して、ハムにして売る。 これだけ聞けば地獄のような話なのに、妙に軽やかでテンポも良く、気づけば笑っている自分がいるはず。 美味しい肉を見極めるプロフェッショナリズムや、“女・子供には手を出さない”という謎の倫理観も面白い。 クセの強いヴィーガンたちも良いスパイスになっています。 テンポ良く進むかと思いきや予想外のトラブルに見舞われるなど、先の読めない展開も面白いです。 また、人間狩りと夫婦愛を両立させてしまう不謹慎な点もチョベリグ。 カニバ映画未体験の人に贈りたい、ポップでキケンな一本です。
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