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『86―エイティシックス―』心を抉るヒューマンドラマ

『86―エイティシックス―』心を抉るヒューマンドラマ

このアニメをひと言で表すなら、残酷で、でも美しい物語。 差別と戦争という過酷な状況の中、少年少女たちが懸命に生き抜こうとする姿を描いた作品です。 とにかく、予備知識なしで観てほしい!(笑) ネタバレになるので多くは語れませんが、戦争をテーマにした作品なので、心が弱っている時には避けた方が良いかもしれません。 戦闘用機械に命を懸けて乗り込む少年少女たちの物語、という点では『ぼくらの』に近いかも。救いのない展開も多いですが、過酷な状況下だからこそ生まれる人間ドラマは、観る者の心を深く揺さぶります。 ちなみに、作品タイトルの『86―エイティシックス―』は、作中に登場する「86区」と呼ばれる強制収容所と、そこに暮らす人々のことを指しています。人として扱われない人々が、強制的に戦争に駆り出されるという、絶望的な世界観が描かれています。 なぜ“86”という数字が使われているのか気になったので調べてみたところ、英語のスラングで「キャンセルする」「処分する」といった意味があるようです。特に、レストランやバーなどでメニューの品切れや、客の入店拒否などを意味する言葉として使われていたんだとか。 さらに、“86”の語源を辿ると、一般的な酒場のドア枠の高さが8フィート6インチ(約2.6m)だったことに由来し、客を追い出す際に“86”と合言葉のように使っていたという説もあるそうです。 作中では“86”の語源について触れられていませんが、確かに“処分”という意味は、作品に登場する“86”たちの境遇にぴったり重なります。 観終わった後、きっと「人生とは何か」を深く考えさせられるはず。ぜひ一度、観てみてください! 編集担当:🟪エミリアたん推し

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  • 作成日時:
    2025/07/04 15:46

86―エイティシックス―

制作年: 
2021年
86―エイティシックス―

主人公・シンエイを演じる声優・千葉翔也さんの演技にも注目です。普段は明るいキャラクターを演じることが多い印象ですが、本作では感情の起伏が少ない、クールなシンを見事に演じきっています。物語が進むにつれて、周囲の影響を受け、徐々に変化していくシンの姿も繊細に表現されているので、ぜひ注目してみてください!

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(C)2020 安里アサト/KADOKAWA/Project-86

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