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怖くてエモい!夏にぴったりなホラー映画

怖くてエモい!夏にぴったりなホラー映画

今月は夏休みにぴったりな怖くてエモい!ホラー映画をご紹介。 夏といえば、開放感とともに少し背伸びをしたくなる冒険の季節。 けれど、映画に描かれる夏は、必ずしも明るいものばかりではありません。 今回ご紹介するのは、思春期という揺れ動く季節と、恐ろしさが交錯する作品たち。 ●自由研究みたいなノリで失踪事件に首を突っ込んだ少年探偵団が辿り着く“悪夢” ●イジメ加害者たちが誘拐される場面を目撃してしまった少女が迫られる究極の“選択” ●初潮を迎えた少女が、熱帯魚を口にしたことで“変態”していくティーンのおとぎ話。 どの作品も、この茹だるような暑さにぴったりな、格別な余韻を残してくれるはずです。

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  • 作成日時:
    2025/07/25 14:54

サマー・オブ・84

制作年: 
2017年

連続殺人鬼も、誰かの隣人だ……。 ジュヴナイルと恐怖が交差する“冷たい夏”。 舞台は1980年代アメリカ、オレゴン州の田舎町。 UFOや幽霊、都市伝説に夢中な少年たちは、近隣で続発する少年失踪事件に興味を持ち、まるで夏休みの“自由研究”のようなノリで調査を始める。 そして捜査線に浮かび上がってきたのは、向かいの家に住む優しげな警官が怪しい……という仮説だった。 物語は『スタンド・バイ・ミー』や『グーニーズ』を彷彿とさせる、ノスタルジックなアドベンチャーとして展開されていきますが、この浮足立つようなひと夏の冒険譚は、やがて底知れぬ悪夢へと転化してきます。 80年代カルチャーへのリスペクトが込められたサウンドトラック、少年たちの絆や恋模様など、語るべき点が多い豊かな作品ですが、本作の最大の魅力は映画終盤に訪れます。 ワクドキなひと夏のアドベンチャーの終着点には、単なる“死”以上に強烈な余韻をもたらす“意地の悪すぎる”悪夢が待ち受けています。 「こんなのあり??」 そう思わずにはいられない非情さ、そして一切の手心の無さに背筋が凍るのではないでしょうか。 私はあまりの衝撃と、ある種の愉悦に完全にフリーズしてしまいました。 戦慄の結末は思い出しただけでも鳥肌が立つようです。 トラウマ級と言って良いでしょう。 年端の行かない少年少女たちが体験する“最悪の夏休み”……ぜひ味わってください。

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PIGGY ピギー

制作年: 
2022年
PIGGY ピギー

イジメの加害者たちが目の前で拉致されました。 助けますか?それとも見殺しにする? 容赦ない日差しが降り注ぎ、茹だるように暑いスペインの田舎町。 太っていることを理由に、クラスメイトから日常的にいじめられている主人公。 やむなく出かけた地元のプールでも、彼女は非情な仕打ちを受け、心を深く傷つけられる。 そしてその帰り道、彼女は目撃してしまう。 数分前まで自分を侮辱していたあの子たちが、血まみれのまま、見知らぬ男の車で連れ去られていくのを……。 彼女の取った選択とは? 本作のメインビジュアルから、多くの人が想像するのは、おそらく“キラーマシン覚醒系”の痛快なリベンジ・ムービーではないでしょうか。 『ジョン・ウィック』や『Mr.ノーバディ』的な、“やられたら倍返し”のカタルシス。 しかし、『PIGGY/ピギー』は娯楽的な快楽へ向かうことを拒みます。 映画的な魔法は存在せず、ただただ痛切でリアル。 物語の序盤、誘拐の場面に遭遇し、そのあまりの恐怖から主人公が棒立ちのまま失禁する場面の衝撃は今なお鮮明に覚えています。 メインビジュアルの吸引力に反して、実はとっても繊細な内容なのが推しポイント。 主人公の心の揺れ、その迷いと葛藤、そして微細な感情の揺らぎを捉えた、いじめられっ子の成長譚であることを知っておくと、ギャップが少ないかもしれません。 赤く焼け焦げるような夏の太陽の下で、“子豚”と呼ばれた少女は何を見て、何を選ぶのか? 胸が締め付けられるようなこの物語と、主人公サラの行く末を見届けてください。

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ブルー・マインド

制作年: 
2017年
ブルー・マインド

熱帯魚を食べた少女が“変態”してゆく、美しくも哀しいティーンのおとぎ話。 両親の都合で引っ越すことになった15歳の少女ミア。 彼女は新天地で両親へのいら立ちや、成長することに対する漠然とした不安から、クラスの不良グループとつるんで悪い遊びに手を染めていく。 そんなある日、初潮を迎えた彼女は、湧き上がる衝動から熱帯魚を口にしてしまう。 するとその日を境に、彼女の身体に不気味で不自然な変化が起こり始める。 『RAW~少女のめざめ~』や『ハッチング ー孵化ー』などと同系統のヨーロッパ発、少女変容系ホラー。 今回ピックアップしている作品の中ではダントツでエモい作品です。 ボディ・ホラーの成分を含みますが、ホラージャンルにおいてはギリギリの位置付けで、ダークファンタジー風味の青春ドラマと表現したほうがむしろ適切かもしれません。 こちらも前項で紹介した『PIGGY ピギー』と同様に、感情の機微を描いてゆく繊細な内容になっています。 思春期……心も身体も大人へと変わってゆく不安定な季節。 飲酒、煙草、万引き、ドラッグ、セックスと、背伸びして危ない橋を渡ってゆく15歳の少女は、まるでこの世界で自身の居場所を探しているかのよう。 “変態”という身体の視覚的な変化に注目しがちですが、両親や親友ジアンナとの関係性や少女の葛藤についても注目しながら、この美しくも哀しいおとぎ話を堪能してみてください。

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出典
*1 Rakuten TV (https://tv.rakuten.co.jp/content/321089/) 取得日:2026/1/26

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