
この夏に観たい、異色の事故物件ホラー
映画『事故物件ゾク 恐い間取り』を観た。 2025年7月25日公開の本作は、大ヒットした前作の続編。お笑い芸人・松原タニシの実体験に基づく「事故物件住みますタレント」の物語で、Snow Manの渡辺翔太が主演を務め、『リング』の中田秀夫監督が再びメガホンを取っている。優しすぎる主人公が様々な事故物件を巡り、その裏に隠された恐怖と謎に迫る、実話ベースの本格ホラーだ。 渡辺翔太、畑芽育といったキャスト陣の演技は素晴らしく、“何か”に遭遇した際に見せる恐怖の表情は、この映画を骨太なホラーにしている。さらに、映画全編で効果的に鳴り響く「音」にも注目してほしい。ジャンプスケアのような突然の驚かせ方ではなく、体の底からゾワゾワと不安感が募るような演出が、恐怖をより一層増幅させている。この夏、洋邦問わずホラー映画の公開が続いているが、本作も必見の一本だ。 さて、この作品とは真逆のタイトルを持つ『日本で一番恐くない間取り』という作品をご存知だろうか? 不景気による死亡率上昇に伴い、事故物件の数は増加。たった1件を除いて国内の物件はすべて事故物件となった…というストーリー。決して逆張り映画ではない、こちらの異色ホラー作品を今回は紹介したい。 編集担当:清 澄(きよしすます)
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- 作成日時:
- 2025/08/04 12:35
日本で一番恐くない間取り
- 制作年:
- 2023年
まず、不景気によって事故物件しかなくなる未来の日本、という設定からして期待感を煽る。新築を建てようにも、その土地にはすでに霊障があるので事故物件扱い。日本でたった1部屋しか残っていない無事故物件に人々が群がる、というストーリーだ。 無事故物件の住人役、大坂健太が演じるどこか掴みどころのない青年がとても魅力的だ。周りの悪意をものともしない様子が、くすりと笑わせてくれ、観客に安心感を与える。登場するキャラクターも強烈な人々ばかりなので、映画の魅力が最後まで持続するだろう。幽霊というよりも人間の怖さが随所に散りばめられた作品であり、これもまたホラー映画だと気付かされた。








