
脱走系恐竜パニック映画の問題作『シン・感染恐竜』
先日、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を鑑賞した。はっきり言って私は、「恐竜が出てくる」→「人間が逃げる(あるいは戦う)」、この構図だけで大満足できるので、今回のシリーズ最新作も大いに楽しめた。予告編でも描かれているが、海でモササウルスに襲われるあのシーン。あの固唾を飲むような緊張感こそ、「ジュラシック」シリーズの醍醐味であり、それをIMAXの大画面で堪能できたのは格別だった。完全に余談だが、船で旅行中だった家族の中に、ドラマ『マニフェスト』のルナ・ブレイズが出演していて、なんだか言いようのない親心のようなものを抱いてしまった。 さて、映画の冒頭でニューヨークの街に逃げ出したアパトサウルスが出てくるが、そういえば、似たような「逃げ出した恐竜」映画が他にもあったなと思い出した。それが『シン・感染恐竜』だ。最新の科学技術で復活した最強の肉食恐竜ティラノサウルス・レックスがロサンゼルスの研究所から脱走するという、『ジュラシック』シリーズと同じ世界観(?)を持つ作品。しかし、こちらは混じりけなしのZ級映画だ。それもそのはず、本作はあのカルト映画『サメデター』のダスティン・ファーガソン監督作品。良い意味で期待通りとはならない『シン・感染恐竜』を紹介したい。 編集担当:清 澄(きよしすます)
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- 作成日時:
- 2025/08/29 13:53
- 更新日時:
- 2025/08/29 15:14
シン・感染恐竜
エボラウイルスに感染したティラノサウルスが、そのウイルスを撒き散らしながら暴れまわるという衝撃的な設定で展開されるパニックムービー。研究所から逃げ出した感染恐竜は、次々と人々を襲い、その感染を拡大させていく。事態を収拾すべく、軍や科学者たちが恐竜の捕獲とウイルスの封じ込めを目指すが、感染力と破壊力を持つ恐竜の前に苦戦を強いられる……といった内容だ。 わずか1時間ほどの映画にして、これでもかと馬鹿馬鹿しいシーンが凝縮されており、この手の映画が好きな人にはぶっ刺さる作品だろう。その一方で、妙に映像クオリティが高いカットがあることも見逃せない。「自分は一体何を観させられているんだ」という感情の起伏こそが、ジェットコースタームービーの醍醐味と言える。私が特に好きなシーンは、恐竜を虐待から救うんだと鼻息荒く家から飛び出した若者が、無残にも恐竜に食べられるところだ。
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