
『すずめの戸締まり』原菜乃華が声を吹き込む、心を揺さぶる旅の物語
最初に観たとき、まっすぐで不器用な鈴芽の声が胸に突き刺さりました。原菜乃華さんが演じる鈴芽は、ただのアニメのキャラクターじゃなく、隣にいる同級生のようにリアルで等身大。泣き笑い、迷いながらも歩み続ける姿に、自然と自分を重ねてしまいます。 物語は、宮崎の小さな町から始まる“戸締まりの旅”。偶然出会った青年・草太や、人語を話す白い猫ダイジンと共に、日本列島を縦断するロードムービーのように展開していきます。愛媛の港町や神戸の夜景、東京の雑踏、東北の風景まで…。新海誠監督らしい美しい映像と音楽に包まれながら、日本をめぐる旅そのものが心に残りました。 とくに印象的なのは“ダイジン”。「すずめ、すき」と無邪気に寄り添う一方で、ときに残酷な選択を迫る存在でもあります。かわいさと残酷さ、その両方が物語を大きく揺らしていくのが見どころ。 震災を背景にした重いテーマを扱いながらも、映画館を出るときには「生きるって、ちゃんと続いていくんだ」と前を向ける不思議な余韻が残ります。ラスト、鈴芽が自分自身に向ける“おかえり”の言葉は、観客それぞれの心にも届くはず。 『君の名は。』『天気の子』を観てきた人はもちろん、まだ新海作品に触れていない人にもおすすめ。 原菜乃華さんの声と、風景、そして猫。全部がひとつになって、忘れられない体験になります。
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- 作成日時:
- 2025/09/10 18:16
すずめの戸締まり
映画館で観た人も、配信で観る人も、ぜひ“扉の向こう”を一緒にのぞいてみてください。
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