映画を通して歴史を知ろう#1 KCIA 南山の部長たち
歴史の教科書でしか知らなかった史実を、映画を通して理解を深めようシリーズ。 第1回目は1979年に韓国で実際に起きた、当時の朴正煕大統領の暗殺事件を描いた『KCIA 南山の部長たち』をご紹介。 (K9153)
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- 作成日時:
- 2024/09/27 14:35
- 更新日時:
- 2024/10/16 19:30
KCIA 南山の部長たち
- 制作年:
- 2019年
1979年に実際に起こった韓国中央情報部(KCIA)部長による大統領暗殺事件を描いたポリティカルフィクション。
本作の主人公・KCIA部長キム・ギュピョンを演じるのは日本でも大人気のイ・ビョンホン。暗殺される大統領役は、韓国内で数々の受賞歴を持つイ・ソンミン。
本作では暗殺事件の背景をKCIA部長の視点から、大統領の側近であるが故に知り得る情報や、彼を取り巻く状況等をもとに描いている。
キム・ギュピョンが暗殺計画を立案、その練り直し、実行に移す過程での内面の葛藤や決断する描写は、常にヒリヒリ感を纏っていて、引き込まれること必至。
そして暗殺シーンでは、イ・ビョンホンの演技はもちろん、カメラワークや音楽も相まって、緊張感と衝撃がダダ漏れに。
「暗殺をした側」からの視点で描かれた作品なので、全てが正しく描写されているわけではないと思いますが、私のように「事件の存在は知っていたけど、内容はよく知らない」という方でも十二分に楽しめるエンタメ作品なので、ぜひみて観てください。