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巨大権力に勇気を持って対峙する話

日頃、長い物には巻かれろ精神で生きている自分。上司への返事は「はい」か「Yes」、従順にルールを守りながら、保守的に責務を遂行し、リスク管理は徹底的に。歳を重ねる度に、組織に抗うことは得策ではないと徐々に理解し、若く無知だった頃の謎の正義感や破竹の勢いは見る影もありません。 そんな自分が、映画の世界だけでも何かに抗いたい。そんな気持ちを体現してくれる、[巨大権力と戦う映画]を選びました。自分の価値観で正しさとは何かについて考え、勇気を持って行動するエネルギーはいつの時も映画を見る人に元気を与えてくれます。 編集担当:お気楽🌟ヤマウチ

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  • 作成日時:
    2024/06/21 14:53
    更新日時:
    2024/06/21 15:20

ザ・ファーム 法律事務所

制作年: 
1993年
ザ・ファーム 法律事務所
ハーバードのロースクールを優秀な成績で卒業するとこんなオファーが来るのか!と驚愕したのと同時に、優秀だからと言って、安泰な人生ではないのだなと思い知らされる映画。新卒で入社した権威ある法律事務所の中で待ち受ける、上司からの丸投げを粛々と対応するトム・クルーズには脱帽です。 ブラック企業という概念すらない時代のお話で、サスペンス要素もあり終始ハラハラした展開が続きます。法律事務所というタイトルですが、ケイマン諸島でのバカンス要素があったり、ヒューマン要素があったり・・・法律の知識がなくても万人が楽しめる映画です。
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エリン・ブロコビッチ

制作年: 
2000年
エリン・ブロコビッチ
2019年に送電線の山火事の賠償金支払いで巨額の負債を抱え経営破綻したPG&E。映画が撮影されていた当時のPG&Eは、アメリカのインフラを支える大企業で、その大企業を相手どり、シングルマザーが地域住民と力を合わせ『Class Action(集団訴訟)』として水質汚染の裁判を提起するという実話をもとにした映画です。 主演のジュリア・ロバーツが演じる”怒り”の演技は、もう後がないシングルマザーが奮闘する姿を見事に体現しており、一人で勇猛果敢に行動する姿から、最初は懐疑的だった弁護士役のアルバート・フィニーをもやる気にさせ、まわりへ前向きな影響を与える姿には勇気をもらえます。
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フィラデルフィア

制作年: 
1993年
フィラデルフィア
弁護士という仕事に就きながらも、自らが差別に遭う。HIV感染症とゲイという、90年代当時は、センセーショナルだったテーマを取り扱い話題になった作品です。現在では、医療が発達し発病を遅延させることができますが、当時の罹患者は相当つらい思いをしたことが容易に想像できます。 映画を見ることで、病気についての知識が身につくと同時に、差別や偏見へどう対処していくのが良いのかについて深く考えるきっかけになります。日本の憲法第14条には「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」とありますが、この一文がとても重要な意味を持つことを改めて思い知らされます。
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ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命

制作年: 
2016年
ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命
つい最近、富士山の景観をめぐって、建設済みのマンションが取り壊されるというニュースを見て思い出したのがこの映画。都市計画には地域住民との対話が非常に大切であると同時に、人が行き交う生きた都市を設計することが肝要だと考えるようになったきっかけとなったドキュメンタリーです。 当時のアメリカの各都市では住宅不足を解消するため、多くの団地や高速道路が建設されていました。その都市開発をリードしていたのがロバート・モーゼスで、彼は大きな地図を広げ、チェスの駒を置くように次々とインフラ整備を推進していたのですが、その流れに一石を投じたのがジェイン・ジェイコブズという女性。モーゼスがインフラ整備に多大なる貢献をしたことに間違いはないとは思うのですが、その一方で功利主義によって犠牲になった人たちが一丸となって声を上げることも、公共政策においては非常に重要なアクションだとこの映画を見て強く思うようになりました。
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ア・フュー・グッドメン

制作年: 
1992年
ア・フュー・グッドメン
ストーリーの中心となるのは、キューバの米海兵隊の内部でおきた殺人事件。コードRという軍の指揮命令のもとに実行された暴力によって殺人が起きたのではないか?という疑念から始まります。上官の命令に従い、実行に移した海兵隊の係争関係を調整するために活躍するのが、Judge Advocate General (JAG) Officeという、軍の法律顧問を務めている組織で働く若手弁護士のキャフィー中尉(トム・クルーズ)。最初は事なかれ主義で対応するつもりだったのが、事件の真実を知る度に、倫理観を持って突き進んでいく姿に惚れ惚れします。 US Navyのような軍事組織の階級制度の意味するところは、会社員の上司部下の関係とは重さが違うと想像しますが、このような厳しい上下関係が敷かれている中での、利害関係の調整は気苦労が多く大変だろうなと思います。法廷映画として有名な作品。トム・クルーズが、圧が強いパワハラ大佐役のジャック・ニコルソンと対決する法廷シーンは、固唾を呑んで見てしまいました。
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