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アニメとはファンタジー、何事も「すぎる」くらいでちょうど良い!

皆さんはアニメという映像作品に何を求めますか?それぞれ胸に思い浮かんだものがあるかと思いますが、ズバリ私は「ファンタジー・フィクション性」です。 ファンタジーという表現はなにも魔法やドラゴンだけではなく、「さすがにこの展開は想像していなかった」「この表現は想定外だ」と思ってしまうような描写も含まれます。 写実性から大きく外れるような表現というものは逆に次の展開を読みにくくさせ、ワクワクした気分にさせてくれます。 今回紹介する「盾の勇者の成り上がり」は、一見すると近年多く作られている異世界転生ものである。私もそのイメージで(異世界転生ものは気軽に見られるという意味ではないが)非常に軽い気持ちで視聴を開始してみたが、開始数話で驚きや動揺など何とも形容しがたい気持ちになり目を離せなくなった。 次項で紹介するが「すぎる」表現により、アニメを見慣れている皆様に新たな衝撃を与えてくれる作品となっている。

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  • 作成日時:
    2024/10/22 14:21

盾の勇者の成り上がり

制作年: 
2019年
盾の勇者の成り上がり
「剣・弓・槍・盾」それぞれの勇者が異世界へ転生、主人公の岩谷尚文は盾の勇者だということが判明することから物語は開始する。ところが「盾は攻撃ができない」ということにより周りからの評価は最低。それぞれの勇者がリーダーとなりチームを組むのだが、唯一の仲間にも裏切られ冤罪をかけられ全財産を失う。 この最序盤の描写がとても濃い。「成り上がり」という言葉がタイトルにあったので、ある程度地位が低い状態からスタートするのだろうと思っていたが、とにかく人としての尊厳を地に落としていく表現が多い。人間のすべての醜い部分をわずか数十分に凝縮して一気に叩きつけられたような感覚だった。人によってはこの時点で離脱してしまうこともあったらしい。 ただこの表現のおかげで、このあとできる本当の仲間との絆が強調されたり、尚文の行動一つ一つの行動や発言の動機がとても理解しやすくなっている。 また私が好きな部分として、世界観についても良い意味で掘り下げてくれる部分がある。例えばこの世界には「奴隷」という制度があるが、その奴隷の使用用途に関しては様々な描写があり、目を背けてしまいたくなる描写もギリギリまで表現しようとしてくれている。 やりすぎだと思う表現がとても多いが、そこまでやることによって、尚文や仲間の行動や思想をしっかりと裏付けることができているのが長時間視聴していてもまったく飽きることがない要因だと感じた。 1シーズン分見終わることには壮大な映画を見終わった気にさせてくれる当作品。 気の毒になるほどに度々不遇な扱いを受けることになる尚文たちだが、しっかり心温まるパートやギャグのパートも存在するので安心して見てほしい。
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(C)2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

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