
鉄格子の向こう側:アメリカの刑務所の現実
アメリカの刑務所に関するドキュメンタリー番組を3つご紹介。 掲載順に見ると不思議な時系列ができているかのように感じられる。 「誰だって犯罪者になりえる」この言葉が、アメリカではより重ーい意味をもつようで、考えさせられた。 今回もピックアップした作品はすべて、定額見放題「Lifetime」に加入すれば視聴可能で、Rakuten TVでは31日間無料トライアルを実施している。 編集担当:お試し係B
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- 作成日時:
- 2024/08/07 17:04
刑務所システム革命 -アメリカで囚人になるという事-
- 制作年:
- 2021年

世界の刑務所収容人数のなんと25%をも占めるアメリカ。単純に銃社会とドラッグのせいで犯罪者が多いからなんだろうなーと思っていたら、そこには歴史・政治・人種差別的背景が関係していた。 タイトルの「刑務所システム」とは刑務所内で使われているシステムのことではなく、アメリカで囚人が大量発生してしまうようになっているメカニズムのこと。悪い意味で年月をかけて熟成されてしまったこの問題点が、めちゃくちゃわかりやすく、ぎゅっとコンパクトにまとめられている。ぜひ見てほしい1本。
24時間 -刑務所収監までの最後の1日- シーズン1
- 制作年:
- 2016年

刑務所に収監される前の24時間、その犯罪者と家族がどう過ごすのかを追った密着ドキュメンタリー。 各話2組の家族が紹介されるが、それぞれの親子や夫婦間の葛藤・後悔・悲しみが痛いほど伝わってくる。こんなギリギリになって家族の絆を感じたりするのは、皮肉ではあるけど、同時に救いでもある気がする。 構成的にうまいなと感じたのは、罪状が番組の後半で告白されていること。これによって、「この人はこういう犯罪をしたんだ」ということより、その人自身に目が向くようになっている。
ファースト・デイ ~刑務所入所0日目~
- 制作年:
- 2023年

いわゆる日本の「警察24時」刑務所版のような感じ。現行犯で逮捕された人、まだ刑が確定されていなくて連行された人、これから刑務所に入る準備の人などなど。 それぞれの人たちの反応が生々しく伝わってくる。